「10打縮める!コースマネジメント」ヒント連動webレッスン「Lay up or go for it?」編

2015年4月22日 |

こんにちは、サチコです。
今回はコースとクラブのマネージメントについて、皆さんと考えてみたいと思います。

例えば名古屋グリーンGCの東8番、179ヤード・ショートホールのティグランドは、こんな景色です。ティグランドのすぐ前方から左側はずっと谷底になっています。そしてグリーンの左手前と奥にバンカーがあります。つまり、このホールは左側にトラブルが集中しているのが分かりますね。おまけにピン位置も左。
20150414_blog_sachiko_01
ホールの全体像がつかめたら、まずはどのクラブで打つのかを決めましょう。
もちろん距離通りのクラブでナイスショット、豪快にピンそばに落としたい!のは山々ですが、ちょっと待ってください。
20150414_blog_sachiko_02
選んだそのクラブ、ナイスショットは何割ぐらいの確率で出るのかをご存知ですか?そして、ミスをする時は、どんなミスショットが出ますか?
例えば、もしひっかけのミスが出やすいクラブなら、2つのオプションが考えられます。
その1:右を狙ってしっかり打つ。
その2:左のトラブルの多いこのホールで、このクラブはあえて使わずに、1つ番手を下げてグリーン手前の花道から寄せワンを狙う。
いかがですか。もっと長い距離が残っていてウッドを使う状況なら、「Go for it!」 =果敢に攻めていくのか、「Lay up!」=安全策をとって刻むのか…さらに慎重にクラブを選択する必要があります。

次に、ティグランドのどこから打つかを考えます。まずは、平らなところを選んでください。
そして「良い景色」が見えるところを見つけてください。左寄りに立てば、視線が右を向き、右側の景色が広く見えるようになります。右寄りに立てば、反対に左側の景色が広くなります。

一般的に、右へ打ち出したい時は左寄りに立つのがセオリーですが、例えばスライサーの方でしたら右寄りに立ってコースの左側から中央へ攻めて行くこともできます。
ご自分の感覚で、「ここからなら打ちやすそうだな」と思えるスポットを見つけてください。
この状況、私なら距離通りの4Wを使って、ティグランドの少し左寄りにティアップし、グリーンの中央を狙います。私の4Wはまっすぐあるいは少し右目に出やすいので、これで大丈夫でしょう。

このように、コースのレイアウトを把握し、自分のスキルに合わせてクラブを選んで、クラブの特性に合わせてターゲットを決めてから、毎回のショットを打ちます。
ゴルフは上がってナンボ。一見地味ですがこの用意周到な思考のプロセスが、大きなスコアの差を生むのです(^^)

5月17日(日)のヒント「10打縮める!コースマネージメント」は、スイングを変えずに考え方を変えるだけで、スコアを10打縮めることを目標としています。ラウンド前の練習では、何発ナイスショットが出て、何発ミスが出て、どういうミスが多いのか、シートに記入しながらクラブごとの特徴を分析し、新しい確実な攻め方を探っていただきます。
EASTのノリヒロコーチも、5/16(土)に同じヒントを開催します☆ 開催予定は以下をご覧ください。ぜひお楽しみに!

<開催予定>
-EAST-
5/16(土)大多喜城GC 井上範大
-WEST-
5/17(日)名古屋グリーンCC 野村祥子コーチ

※井上範大コーチによる連動webレッスンはこちら

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この記事を書いたのは

野村 祥子

野村 祥子

皆さまいかがお過ごしですか?
12月から日本でレッスンを再開させていただきます。
コースでお会いできることを楽しみにしています。

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